10月の定例会はMorning Project Samurai 株式会社(https://mpsamurai.com/)
代表取締役社長 CEO兼CTO  金子 純也 様から
「基礎から学ぶAI活用事例」という題名でご講演いただきました。
金子様は 筑波大学大学院工学修士(博士後期課程中退)在学中の約2 年間の米国滞在の中で確率論やシステム安全に関する知見を深め、機械学習による株価予測、人間機械系を軸とした大規模システムの安全設計の研究に従事されています。
2014 年、機械学習エンジニアの育成を中心とした教育団体、Morning Project Samurai を設立、フリーランスとして複数のAI ベンチャーへのプロジェクト参画を経て、2018 年11 月Morning Project Samurai を設立されています。
本講演の目標としては
①AI 技術の概要を知りAI に関するニュースを読み解けるようになる
② AI 開発成功の鍵を知りケーススタディを通して自身の抱える
プロジェクトへのAI導入可能性を考える
でした。
AI の定義は「与えられた目的を、過去の経験をもとに上手いこと達成してくれるロボットやソフトウェア」とのことです。
本講演では、「AI と機械学習とDeep Learning の関係」「従来の分析モデルとディープラーニングモデルの違い」「AIの適用事例」について伺いました。
金子様によると、「AIは赤ちゃんのようなものであり、育てるためには
①脳(モデル構造)
②学習環境(学習手法,データ)
③活躍できる場所(AI 導入のための新たなシステム環境)
が必要」とのことでした。
また、ドメインの専門家とAIの専門家が協力してAI適用を検討するのが
重要であるとのことでした。我々診断士も中小企業の現場にAIの適用を
意識しながら行動し、必要に応じてAIエンジニアに相談しようと思いました。