理事長 岩崎 明

特定非営利活動法人
東京都中央区中小企業経営支援センター
理事長 岩崎 明

私たちの使命は、企業経営者に寄り添い、その経営を支援することにあります。
一方で、中小企業診断士の資格は取ったものの、活用する場が無いという声もあります。
そこで私たちはその活動の場を、中央区及び東京商工会議所中央支部に求めました。
NPOの創立以来、組織として存続させようと考えれば、それなりの活動は不可欠でした。
組織には三つの要素があります。
①共通の目標、②コミュニケーション、③貢献意欲、です。
そして、このどれもが、会社組織と違って、かなり弱いモノでした。
様々な職歴を持つ会員の集まりであり、また一方で、様々な目標を持つ会員の集まりでもあります。
そもそも、現時点では「会社」という、生活の基盤である組織に属している会員が圧倒的に多いのです。最近でこそ、副業が認められるようになりましたが、以前はそれ自体がタブーでした。
コミュニケーションに至っては、毎月の例会で講師の話を聞いて、その後の食事会でお互いの仕事の情報交換をするのがせいぜいでした。いわゆる仲間、同僚という関係からは程遠い人間関係でした。
貢献意欲に至っては、理事の方々のボランティア精神に負うところが、極めて大きいと考えています。会社の重要なポストにありながら、自分の時間を削って、NPOのために働いて下さる理事の方々には、頭が下がります。

こんな私たちの活動の重要性が再認識されたのが、コロナ禍でした。資金繰りに困った多くの中小企業が、窓口に押しかけ、認定申請の手助けを求めたのです。
これは、行政と中小企業を結ぶ、中小企業診断士として重要な仕事でした。

一方で、「出張経営相談」も順調に推移しています。
毎月の定例会もリモートになり、以前よりも会員の参加が増えました。そして、この経験が関与先に対する、プレゼンのヒントになったという会員も現れました。理事の会員の発表の機会も増え、活性化につながりました。

創業支援、戦略支援、再生支援と続いて来た、中小企業診断士の仕事も、廃業支援(M&A)、業種転換支援と、新たな領域への活躍が期待されます。法律も毎年のように変わり、SDGsもしっかり勉強しておかないと、企業活動の根幹が崩れる時代です。