9月定例会は当NPO法人 才上理事のご紹介で、株式会社国際協力データサービス 代表取締役 松島大介様に「自立社員を育て、自律した会社を目指す~縁ある人たちを幸せにする経営の実践~」という題名でご講演いただきました。

松島様は中小企業診断士で、一般社団法人東京都中小企業診断士協会中央支部副支部長も務められております。
株式会社国際協力データサービス様は、今年「日本でいちばん大切にしたい会社」大賞 審査委員会特別賞を受賞されました。
松島様は、2007年株式会社国際協力データサービスに入社され、2018年6月に代表取締役に就任されました。

社長に就任されて以下のことを考えられたそうです。

・社長に就任されて以下のことを考えられたそうです。
・率先垂範(社員に背中を見せる)
・社員を守る
・社長と社員は、レベルの差はあれど制度上は平等にする(=公私混同しない)
・自分がやられたくないことは、社員にもやらない(人事・指導・育成の場合は除く)
・五方よしの経営
 ①社員とその家族(企業) ②取引先とその家族③顧客④地域住民(世間) ⑤株主

また、社長就任時に社員に伝えたこととしては、「従業員・顧客・会社がハッピーに」
「従業員の皆様が幸せに、気持ちよく、明るく働ける職場にし、顧客からも感謝され、会社の業績も向上し、皆さんの待遇をアップさせる」だそうです。
さらに、「自ら考えて行動できる自立社員による自律した会社になる」という課題を組織変革目標にしました。そのうえで、実施してきた具体例をご説明いただきました。

「社長は、社員第一主義。社員は、顧客第一主義のイメージ。」や「全員経営で、会社について自分事になるように考える。」ということもおっしゃられました。

2022年には経営理念を改定し、パーパスは『グローカルな未来社会の創発』としました。

社長として企業として以下が重要だとまとめられました。
社員の価値を高めるためには、どうするべきなのかを考え、タイムリーに行動する
✓ 社員が働きやすく、信頼してもらえる職場環境づくり
✓ 社員同士が信頼しあえる関係づくり(肩書きなど関係なく話合うことができるかなど)
✓ 社員が目標だと思える会社の社会での役割設定(=経営方針:ベクトルと合わせる)
✓ 会社の目標(Must)と自分の目標(Will)を社員が自分なりに解釈・言語化して
行動に移す仕組み作り
✓ 社員、機材等への投資

最後に、連合艦隊司令長官山本五十六の言葉(だと言われている)で締めくくられました。
・やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、褒めてやらねば人は動かじ。
・話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。
・やっている姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。

私たちも中小企業診断士として、松島様の考え方、行動を参考に、中小企業の支援を行っていこうと思いました。

定例会後、場所を移し、懇親会で大いに盛り上がりました。