4月の定例会は当NPO土田理事の支援先 株式会社中村堂 代表取締役 中村宏隆様からご講演いただきました。

土田理事


中村様は2013年に中村堂を設立され、現在までに99冊の書籍を発行されています。
5月には100冊目の書籍を5月に発行する予定です。

中村堂様は、福澤諭吉が創設した慶應義塾発祥の地の近所の中央区湊にあるそうです。
2023年には創業満10年記念フェアを全国28書店で開催されました。
中村様は、Education & Communication をテーマに出版活動を展開されています。

文化庁「令和5年度『国語に関する世論調査』の結果の概要」によれば、1か月に読む本の冊数は62.6%が0冊と答えており本離れが進んでいる状況です。
書店の状況は、書店の有無において、地域格差が広がっており、本屋さんがない地域が増えてます。また、大型書店が中小書店を淘汰している状況だそうです。

出版流通の仕組みのご説明のあと、それに対して中村堂様が書店との直接取引、Amazonとのe託販売、取次の活用、直接販売により挑んでいるお話をいただきました。

中村様は1日1冊程度をめざして読書をしており、本が売れないと嘆く前に、読書の楽しさを伝えようとされているそうです。
「読書」を経営の視点から考えると、本を読むことで自身の骨格・土台をつくり、言葉、ものごとの多様性を知り、常識、習慣を乗り越えるための工夫をすることに役立つと考えられていらっしゃいます。

中村堂様が出版したコミュニケーションに関する書籍についてもご紹介いただきました。

最後に「本を読むことで自分の仕事、そして、人生をより豊かなものにしていきませんか。」という呼びかけでご講演を締めくくられました。

ご講演内容もすばらしく大変有意義な会でした。

中村堂様 ホームページ
http://nakadoh.com/