2月の定例会は、当NPO法人の岩崎明会員と武居弘泰会員のお話を伺いました。
両会員は昨年一般社団法人中小企業診断協会から30年以上中小企業診断士として活躍し表彰を受け、その30年を振り返るというテーマでお話を伺いました。
岩崎明会員は当NPO法人の副理事長です。
27歳のときに診断士登録、今年で登録38年になります。
その間「歩く(診断)、書く(出版)、話す(講演)」にとりくまれました。
特に、トラック運送業界に対して業種特化のお仕事をされてきたそうです。
ご本人は出会いを通じたおかげ様の人生と語られていました。
ビジネスの基本は競争相手がいない、だれもやっていない業種、分野をやることとの信念をおもちだそうです。
それは生活面でも実践され、(前)東京オリンピックの聖火ランナーをされたり、東京マラソンに2回参加されているようなところでも発揮されています。
企業性格診断システム(人の心の測定)や基準創造行動システム(経営改善の基盤)等のすぐれた診断ツールも開発されました。
昨今は企業再生にも取り組まれていますが、現実的にはすべての会社を救済で来るわけではなく、再生の基本は自分が立ち直る気持ちがあるかどうかだとおっしゃられていました。
武居弘泰会員は当NPO法人の立ち上げにご尽力され、現在当NPO法人の顧問をされています。
診断士登録は43歳の32年前。
社長を務められているトーヨーレイバーコンサルタントは、今年の2月1日ででちょうど設立50周年を迎えます。
40年以上取引している会社が30社を含め200社の会社のお手伝いをされているそうです。
三井建設時代には、人事部長としてリストラを行い、最後はご自分をリストラされたとのことです。
その後、診断士として独立開業、2年目には上記トーヨーレイバーコンサルタントを知り合いから買い取らないかとの話を受け、社長に就任。以後15年社長として活躍されています。
中小企業診断士の業務については、「ヒアリング(聞くこと)や助言の技術がなければならず、指導してもなかなか物事がすすまない大変な仕事だ。」とおっしゃっていました。
診断協会関係では、中小企業診断協会東京支部中央支会の渉外部長として、区や東京商工会議所との関係強化に御尽力されました。
また、情報発信として武居通信なるはがきでホットな話題を4年間提供され続けられたこともあり、まさに継続は力であるなあと思いました。
最近は趣味のハワイアンにも力を入れクールアイランダースの一員として活躍されており、一年のうち120日はこの趣味に費やしているそうです。
お二人の話をきいて、お二人のように長い間活躍し、仕事も趣味も一生懸命やっていきたいものだなあと思いました。