特定非営利法人東京都中央区中小企業経営支援センター(愛称 NPOちゅうおう経営支援)では、活動エリアである中央区をより良く知ることを目的に「めぐる・グルメ会」という会を発足させ活動を行なっています。
当会が発足したのは今から2年前で、東京23区では初めてとなるご当地検定である「中央区観光検定」が実施されたのを機に、同検定を受検したNPO会員を中心に「めぐる・グルメ会」の企画が行なわれることとなりました。NPOちゅうおうが活動の拠点とする中央区は、銀座・日本橋・築地などを擁し、江戸時代から現在に至るまで、文化・商業・情報の中心として栄えてきた地域です。そのため、区内全域に名所旧跡や観光スポットが散在するとともに、日々最先端の街に生まれ変わり続けるという、とても魅力に富んだエリアになっています。
この魅力ある中央区を自分の足を使って見て回り、変化する街の様子を肌で感じ、そして中央区を発祥とするグルメ(うなぎの蒲焼、もんじゃ、洋食など)を味わいつつ、楽しみながら中央区を知るとともに、会員間の親睦を深めることを目的に、1~2ヶ月に一度、週末の一日を基本に、自由参加の会を2年間行なってきました。初年度は山中会員が、そして2年目は私が、世話役を行ない、中央区や各町内会が主催するイベントを見学したり、日本舞踊や落語などの伝統芸能を見に行ったりという活動を行なってきました。
この会の発足の発端となった「中央区観光検定」では、検定の上位合格者は中央区の「観光協会特派員」へ任命していただけるという特典があります。NPOちゅうおうでは1年目に私が、2年目に土田会員が、この観光協会特派員に任命されました。特派員は観光協会が立ち上げたブログなどを通じて中央区の魅力を区の内外の方に伝えていく役割を担っています。
中央区をより良く知り、会員間の親睦を深める目的で発足した当会ですが、思わぬ副次効果ももたらしました。それは、中央区の諸官庁との関係強化にも繋がっているという点です。中央区が行なうイベントなどには、中央区や観光協会、そして東京商工会議所の職員の方々が、お休み返上で参加されており、見えないご苦労をしておられます。イベントに参加し現地でお会いすることで、職員の方々の現場での地道なご苦労を共有することもでき、信頼関係が強まって行くように思います。引き続き、今年も「めぐる・グルメ会」を開催していきたいと考えております。ご興味のある方はNPOちゅうおう経営支援まで、ご連絡をお願いいたします。
古賀 元