7月の定例会は、「中小企業者が地域金融機関と付き合う方法」という題名で、BRAVEYELL株式会社(ブレイブエール(株)https://braveyell.co.jp/company/)代表の高橋昌裕様にご講演いただきました。

金融庁が地域金融機関に対して中小企業者の「事業性評価」に基づく融資を推奨しているにもかかわらず、地域金融機関は単純な金利競争による貸し出し規模拡大という現実的ではなくなったビジネスモデルから、抜け出しきれていません。
地域金融機関の中小企業支援力が低下している現状では、中小企業者側から積極的に情報を開示して金融機関の営業担当者が稟議書を書き易いようにすることです
金融機関担当者が書くべき「事業性評価」の内容を知ったうえで的確な情報を提供すれば、融資の実行が有利になったり、担保が外れたりする可能性があります。
ご講演では、高橋様の豊富な現場体験から、中小企業者を支援する我々中小企業診断士に、そして中小企業者に対して、事業者が持っている情報をどのように金融機関に提供すればよいのか、具体的で示唆に富んだお話と有用な情報を語っていただきました。
特に、金融機関の考え方や付き合い方、金融機関のキーマンはだれか、情報提供時の注意点については大変ためになりました。これらを生かして、中小企業を支援していこうと思いました。