新型コロナウィルス感染防止のため中止していましたが、11月から定例会を再開しました。(Zoom開催)
11月の定例会は、昨年度当NPOが中央区の委託を受けて実施した「中央区伝統工芸品産業調査」について成果物3点の報告を荒谷会員、柳会員から行いました。
まず、80社(回答は58社)に対する予備調査の以下の分析結果が報告されました。
・業種は繊維関係が4割だが多岐にわたっている
・35%の会社は売上高5000万円未満
・売上高5000万円以上の会社は必ずと言っていいほどホームページがある
・経営上の課題として取引先、受注量のUPを挙げる会社が5割
・小規模事業者の経営上の課題は後継者育成が多い
・半分近くの会社は事業承継を考えたことがあるものの、具体的な活動をしていない会社も多い
・売上が5年後増えると予想する会社が4割、減ると予想する会社が6割
次に、アンケートの回収と共に取材した41社の現状をまとめた「企業編」が紹介されました。
企業編は、各社の沿革と技術、製品の特徴、さらに作業工程を詳しく記載していることが報告されました。
3点目は、区内に店舗を持ち、インバウンド顧客に対応できる伝統工芸品を扱う10社について作成したPR冊子の報告がされました。
PR冊子は、「伝統工芸品は外国人にはどう見えるのだろう」という視点で、外国人記者が取材を行い、英語版で制作されました。(日本語版もわずかにあります)
オリンピック・パラリンピックのインバウンド顧客をターゲットに制作したのですが、延期になったため、本格的な活用は2021年になります。
PR冊子の閲覧はこちらからどうぞ。

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