7月の定例会は「マウスでクリックするだけ! お手軽商圏分析 パート2 応用編」という題名で、当NPO理事の中畑慎博先生からご講演いただきました。

中畑先生は商圏分析をすることによって、売上や売筋商品を予測し、補助金の申請や、店舗の支援など、さまざまな場面で商圏分析をご活用されているとのことでした。

中畑先生には、2年前に、jSTAT MAP を使った商圏分析をご紹介いただきました。マウスでクリックするだけで、分析ができるツールです。今回は、パート2として、基礎編の振り返りに加え、売上データを取り込んで地図上で表示させるなどの応用編を紹介していただきました。会員も実際にツールを操作しながらの講演でした。

まず、おさらいの基礎編として、jSTAT MAPのご紹介がありました。jSTAT MAPの特徴は以下の通りだそうです。

・別々の機関のデータを、一度に取り出せる

・前加工が不要

・マウスでクリックしていくだけ

・無料で利用可能

次に、jSTAT MAPの利用手順をアカウント作成、商圏分析レポートの作成まで解説いただきました。また、レポートで取得できるデータの種類についても解説いただきました。

さらに、このツールを使った支援事例として、洋菓子製造小売業の販売促進の支援事例、ダイニングバーの支援事例をお話しいただきました。

次に、応用編として、リアルデータのサンプル売上データを使って、以下の想定で商圏分析を行いました。

・支援先から、お客様リスト(売上金額付き)をいただいたと想定

•地図上に、お客様をプロット、売上規模が分かるように表示

•統計データから、メッシュ人口を地図上に表示

•お客様と統計データを比較し、新規開拓先を探る

操作としては、データの準備、データの取り込み、エリアの描画、売上を統計グラフにし、統計データの描画、エクスポートを行いました。

今回のご講演で、割と手軽に商圏分析ができることがわかりましたので、今後活用していこうと思いました。

定例会後は、会員で昼食会を実施し、親睦を深めました。