9月定例会では、当NPO高橋理事のご紹介で、株式会社ワカルク 代表取締役CEOの石川沙絵子様を講師にお迎えし、「属人化からの脱却 ― 人手不足時代を乗り越える業務設計と多様な人材の活かし方 ―」をテーマにご講演いただきました。

株式会社ワカルク様は、経理・人事・採用などのバックオフィス業務を中心に、全国の人材をフルリモートで活用するオンライン事務代行サービスを展開しています。創業以来100%リモートワークを実践し、多様な働き方を実現する組織づくりに取り組まれています。

講演では、人手不足が深刻化する中で、業務を特定の個人に依存させない「脱・属人化」の考え方についてお話しいただきました。特に、業務を細かく分解して標準化・モジュール化すること、情報共有を徹底し業務を“見える化”することの重要性が紹介されました。

また、多様な人材が活躍できる組織には、「文化」「仕組み」「学習」の3つが欠かせないとの説明がありました。ビジョンや価値観を共有する文化づくり、業務の標準化や情報管理の仕組みづくり、そして振り返りや内省を通じた学習の機会を継続することで、自律した個人が力を発揮できる組織が生まれるというお話が印象的でした。

さらに、子育て中の女性をはじめとする多様な人材が活躍できる環境づくりについても具体的な事例が紹介されました。個人の事情に依存しないチーム体制や業務設計を整えることで、柔軟な働き方と安定した業務運営の両立が可能になることを学ぶ貴重な機会となりました。

岩崎理事長

参加者にとって、人材確保や組織づくりを考えるうえで多くの示唆を得られる大変有意義な定例会となりました。